鴻神社は、鴻巣宿の中心にあった氷川社、熊野社、雷電社の三神社を合祀したものが始まりです。
その後、明治35年(1902年)に、「日枝社」「東照宮」「大花稲荷社」「八幡社」を合祀して、社号を現在の『鴻神社』と改め現在に至っています。
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鴻神社の主なご祭神
氷川社( 祭神 スサノオノミコト )
鴻の宮氷川明神とも呼ばれ、鴻巣郷総鎮守として広く崇敬を集めた古社で、この社に伝わるこうのとり伝説はよく知られています。
創建は古墳時代末期とされています。
こうのとりが災いをなす大蛇を撃退したというこの伝説から、諸々の”災難除け”・”厄除け”・”方位除け”・”縁切り”・”縁結び”・”家内安全”・”子宝”・”安産”・”交通安全”に、ご利益がある社として崇敬されています。
熊野社( 祭神 ハヤタマノオノミコト )
熊野権現と称した古社ですが、創建は不明です。
永禄4(1561)年、紀州熊野に参詣して、その社地の霊土と御神燈をいただいて帰郷し、鴻巣宿の市神社及び熊野権現の社殿の下に霊土を埋めたとのこと。
”社運隆昌”・”成長発展”・”病気平癒”にご利益があります。
雷電社( 祭神 ワケイカヅチノミコト )
竹林が多かったところから竹の森雷電社と呼ばれていました。
平安時代、都から東国へ下る高貴な女官が激しい雷雨にあって難儀し神に祈ったところ、この地に至ってぴたりと雷雨がやんだので、ここに社殿を建て雷電社をまつったという伝説があります。
”雷除け”・”鬼門除け”・”方位除け”・”災難除け”にご利益があります。
鴻神社本殿お参り
手水舎は鳥居をくぐって、本殿向かって右手前にあります。
まずは身を清め本殿に向かいます。
夫婦銀杏(めおといちょう)
本殿の両脇にある樹齢500年以上のイチョウの雄木と雌木です。
子授け・安産、健康長寿、夫婦円満のご神木として親しまれています。
季節により葉の色付きが美しく、夜にはライトアップされ昼とは違う雰囲気を味わえます。
特に秋から冬には、銀杏の葉が美しい黄色に染まります。
こうのとりみくじ
こうのとりの形に結ばれているかわいらしいおみくじです。
一つづつ丁寧にビニールに包装されています。
おみくじには鳥居を挟んで、一組の可愛いコウノトリが描かれています。
本日引いたおみくじは、「末吉」と言うことで、神社内に結んできました。
良いおみくじは、持ち帰るのが良いようです。
「おみくじ掛け」は、鳥居をくぐり本殿向かって右側に設置されています。
コウノトリ伝説
鴻神社由来の、「コウノトリ伝説」が語られています。
昔、「樹の神」と言われる大樹があり、人々は「樹の神」の難を逃れるためにお供え物をして祭っていました。
これを怠ると必ず祟りが起こり人々は恐れ慄いていたとのこと。
ある時、一羽のコウノトリが飛来して、この木の枝に巣を作り卵を産み育て始めました。
すると大蛇が現れてその卵を飲み込もうとしました。
親コウノトリは果敢に、大蛇に挑みを撃退に成功しました。
それから後は「樹の神」が害を成す事は無くなったといわれています。
人々は木の傍に社を建て「鴻巣明神」と呼ぶようになり、土地の名も鴻巣と呼ぶようになったと伝えられているのが『コウノトリ伝説』です。
アクセス
その他の見どころ
三狐稲荷神社(さんこいなりじんじゃ)
天狐・地狐・人狐の三狐をまつるお稲荷様で、良い縁(恋愛・結婚・受験・就職・人間関係等)を結び、悪い縁(悪い癖や習慣・悪い人間関係等)を断つというご利益があります。
「お狐」や「絵馬」を奉納してお参りしましょう。
奉納お狐
狐の体に願い事を書き、お社に奉納するための「奉納お狐」
三狐稲荷神社の向かって左手には、この「奉納お狐」や「絵馬」を記入するスペースが設けられています。
戸が閉まってプライベートスペースが確保出来ますので、人の目を気にせずお願いを記入することが出来ます。
「奉納お狐」のボディの部分に願い事を記入しますが、微妙なカーブがありますので、丁寧に記入しましょう!
本殿内に奉納できるように、スペースが設けられていますので、「奉納お狐」がこちらを向くように奉納しましょう。
幸宮弁天社
祭神は、市杵嶋姫命(イチキシマヒメノミコト)です。
宝暦13年(1763年)に祀られ、「開運招福」「金運招来」「諸芸上達」「厄災消除」「女子力向上」などに御利益があるとされています。
弁天さまの人形
人形に願い事を書き、お社に奉納し、弁天さまのご加護をいただきます。
とても可愛らしい人形で、女子力もアップしそうですね。
まとめ
いかがでしょうか?
鴻神社は、「奉納お狐」や「弁天さまの人形」など、とてもユニークで可愛いアイテムもあり、また『コウノトリ伝説』や『夫婦銀杏』などの縁結びポイントも。
ぜひ、一度足を運んでみてはいかがでしょう!
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