三峯神社は埼玉県の奥秩父にある「秩父多摩甲斐国立公園」内にあり、標高1,102mに鎮座する神社です。
秩父三社の一つとして知られ(秩父三社は、三峯神社・秩父神社・宝登山神社)、今から1900年ほど前に、日本武尊(ヤマトタケル)が日本の平和をお祈りし、神様をお祀りしたのが始まりと言われています。
主祭神は、伊弉諾尊 (いざなぎのみこと)、伊弉册尊 (いざなみのみこと)です。
別空間のような神社
とても神聖な場所でありながら、神社から見える秩父の山の風景から感じられる爽快な非日常感あふれるスポット。
空気が澄んでおり、少し怖さを感じるほどです。
神様の気力を授かれるということで評判を呼び、現在では関東最大のパワースポットと呼ばれるようになりました。
実際、私と一緒に訪れた友人は霊感が強く、三峯神社を訪れた際には、強い力を体感したとのことです。
しかし緊張感の中にも、どこか心地のいい空気に包まれた、そんな神社です。
三ツ鳥居
三峰神社の入口には、珍しい三ツ鳥居(みつとりい)が出迎えてくれます。
三ツ鳥居は鳥居の様式の1つで、中央の明神鳥居の両脇に、小規模な2つの鳥居を組み合わせたものです。
全国的にも珍しい鳥居で、三輪鳥居(みわとりい)とも呼ばれています。
随身門
三ツ鳥居をくぐり、3分くらい歩くと十字路に出ます。
その十字路を左手に折れると、「随身門(ずいしんもん)」が見えてきます。
随身門は1691年に建立され、昔の仁王門にあたります。
オリジナルの随身門の仁王像は鴻巣の勝願寺へ移されてしまったそうです。
現在の随身門は1792年に再建され、1965年に改修されました。
扁額は増山雪齋の筆跡とのこと。
随身門をくぐると、本殿までの参道が続きます。
三峯神社拝殿
いよいよ拝殿が見えてきました。
ただ、階段が長いし標高も高いので、ゆっくりゆっくり登って行きましょう。
門をくぐって左側に手水舎がありますので、こちらで身を清めましょう。
この手水舎も、見事な透彫で彩られています。
拝殿で良いご縁があるように、お参りしましょう。
拝殿は、寛政12年(1800年)建立され、昭和37年(1962年)に改修されました。
正面の大額は「有栖川宮一品親王殿下」の御染筆です。
内部の格天井には奥秩父の花木百数十種が画かれ、左右脇障子に竹林七賢人の透彫があり重厚な雰囲気を感じます。
縁結びの木
拝殿をの左手に進むと、縁結びの木を知らせてくれる看板が設置されています。
看板から3分程少し狭くはありますが、自然豊かな小道を奥に進みます。
社の後方上部に、二本並んだ「縁結びの木」が祀られいます。
この御神木に、すてきな人と結ばれるようにお参りしましょう。
社の中には、大きな絵馬が設置されています。
備え付けの用紙に好きな人の名前を書いて、大きな絵馬の下に結びましょう。
縁結びおみくじで、運を占ってみてもいいですね。
その他の見どころ
拝殿床に浮き上がった龍
平成24年に拝殿に向かって左側の敷石に、その年の干支である『龍(辰)』が浮かび上がってきたとのこと。
上から見ると平面的に見えますが、横から見るとこの龍の部分は「立体的」に浮き出ています。
瑞祥として紹介されています。
(瑞祥とは…めでたい事のきざしとなるしるし。吉兆。)
遠宮
結びの木の少し奥に、御仮屋とも呼ばれる「遠宮」も見どころです。
三峰神社の御眷属のお宮で、お犬様は家々を守護する諸難除けの神と崇められています。
拝殿から歩いて5〜10分です。
狛狼さんがたくさんいらっしゃる、霊験あらたかな場所です。
「遠宮」は、貸し出されてご信者さんのところで一年間お守りするお役目の、お犬さまを祀っているのだそうです。
遥拝殿
ここから妙法ケ岳山頂の奥宮を遥拝します。
三峯神社内で下界を展望できる唯一の場所です。
とても清々しい景色と雰囲気です。
奥宮
奥宮へは、本来であれば本殿から徒歩1時間半程かけて、参拝に出向かなければなりません。
しかし、山道ですからかなり大変です。
そこでここ遥拝殿から奥宮方向を望むことができ、参拝出来るようにしていただけています。
アクセス
秩父鉄道「三峰口駅」から、西武バスで三峯神社
まとめ
いかがでしょうか?
標高が高く交通の便も、あまり良くはありませんが、お参りに訪れる価値の非常に高い神社です。
非常に神秘的で、関東有数のパワースポットと言われる『三峯神社』
是非、訪れてみて下さい。
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